DHLのベルゲンサービスセンターが稼働開始

物流業界のグローバルリーダーであるDHLは、国際貨物輸送を専門に世界中の220以上の国と地域をつないでいます。物流ネットワークのさらなる強化のため、2019年にベルゲン(ノルウェー)のサービスセンターの自動化が決まり、「適切な設備投資でスケジュール要件を満たす技術力」を買われ、フィブにプロジェクトが託されました。
 
新たに導入した双方向仕分けシステムは入出庫両方の作業を処理します。6面のEASY-Capture™(自動重才数計)と5か所のターンローラー型ダイバータも装備されました。このダイバータは毎時3,000個の荷物を処理でき、加えて荷物運搬用ボックスの並べ替えと位置合わせも行う多機能な製品です。
さらに重要なのは、フィブのプロジェクト管理能力です。現場での作業開始からわずか3カ月半で、高い満足度の下、本格稼働を開始しました。
 
「イタリアのみならず世界中の人々に大打撃を与えた新型コロナウィルスのパンデミック直前に、我々はフィブに工事を発注しました。ほとんどの機器がイタリアで製造され組み立てられているため、プロジェクトの納期に影響が及ぶことは明らかでした。しかしフィブは当初から定期的に機材や部品の納品状況を通知してくれて、それに応じて計画を更新できたため、影響が事前に予測できたのです。
ノルウェー政府が検疫制限を発表した際も、フィブが設置から試運転に至る工程を柔軟に対応してくれたおかげでプロジェクトは予定の納期を守って完了しました。
システム稼働開始後も、フィブの技術チームが制作進行や問題解決に関してリモートや対面でサポートを続けてくれたのです」(DHL設備エンジニア Vinod Saseendran)。